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立教大学学生ら、横須賀でゼミ合宿-日米基地見学、基地問題をディベート

海上自衛隊横須賀基地を訪問し、護衛艦を見学する立教大学の学生たち

海上自衛隊横須賀基地を訪問し、護衛艦を見学する立教大学の学生たち

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 立教大学社会学部の学生・教官ら約40人が9月10日~12日、横須賀・走水でゼミ合宿を行い、同市内にある日米基地を見学・体験しながら基地問題について熱いディべートを交わした。

深夜まで基地問題をディベートする立教大学のゼミ合宿

 ゼミ合宿の会場は、走水海岸沿いにある割ぽう旅館「東京湾」。同学部メディア社会学科の兼古・村上ゼミに参加する同学科2年・3年の大学生らが集まった。マスコミ志望の学生も多く実践的なゼミで、今年度の年間研究テーマは「基地のある街」「戦争体験の継承」。

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 合宿初日には、地元情報に詳しい横須賀経済新聞の亀崎昌義編集長を招いて「軍港の街・横須賀」の歴史的背景や現状などの説明を聞いた。その後、学生たちは海上自衛隊横須賀地方総艦部を訪問し、護衛艦見学や基地幹部からレクチャーも。

 2日目は米海軍横須賀基地を訪れ、同基地司令官・オーエン大佐らと交流。広報担当者の案内で基地内施設なども見学。同日夜には、チーム毎の発表会も行われ深夜まで「基地の街」について活発に討論した。

 発表会では、半年間の研究成果を披露。沖縄本土復帰40周年をきっかけに沖縄問題なども取り上げた「いまあるべき平和教育」「未だ終わらぬ戦争」、基地環境を見直す「基地と観光」など4チームが発表した。

 「基地と観光」をテーマにしたグループは、横須賀・横田・福生などの基地開放イベントの集客力に注目。米軍基地がもたらした功罪を比較検討し、地域住民の理解など地域によって事情は異なるとしながらも、「基地と共存していく選択肢のひとつだが、観光資源として活用できないか」との提案も。

 同ゼミ長の堀智織さん(20歳)は「都内で暮らす私たちにとって基地は非日常空間。文献や現地調査も含めていろいろな視点から考えたい。今後チームを再編成して研究テーマを深めていく予定」と話す。民間事業者から聞き取り調査を行った中国人留学生・王聡さん(22歳)は「軍事的な側面だけでなく、独特の基地カルチャーや経済効果、国際交流という面もあるのでは。地元の人たちと交流しながら考えていきたい」とも。

 同ゼミでは、12月に行われる茨城大・武蔵大など4大学合同発表会へ向けて研究・調査を続けていくという。

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