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横須賀美術館、正岡子規&「坂の上の雲」展開催-12日は観覧無料に

晩年の正岡子規(画像提供=松山市立子規記念博物館)

晩年の正岡子規(画像提供=松山市立子規記念博物館)

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 横須賀美術館(横須賀市鴨居4)で2月11日より、近代俳句の革新者として知られる「正岡子規と美術」展が開催され、スペシャルドラマ「坂の上の雲」を振り返るパネル展も行われる。

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 同展では、子規が描いた絵画作品のほか、交流のあった中村不折・下村為山・浅井忠など同時代を生きた画家たちの作品も紹介。

 子規は1867年、愛媛県松山市の生まれ。東京での学生生活を経て文学改革を志し、新聞「日本」の記者として活躍。若くして肺結核を発症し、東京・根岸で35年の短い生涯を閉じた。闘病生活の中で俳句・短歌などの創作を続け、多くの随筆・評論も残している。

 昨年放送されたドラマ「坂の上の雲」(原作・司馬遼太郎)では、同郷で後に日露戦争の立役者となった秋山好古・真之兄弟との交流が描かれた。ドラマに使用された衣装のほか、第1部~第3部までの写真パネル、ゆかりの地・松山や横須賀の記念艦・三笠を紹介するコーナーも設ける。

 3月20日には、神奈川大学名誉教授の復本一郎さんを講師に招き、講演会「正岡子規と中村不折~その交流」も開催。ワークショップ「絵画の写生・ことばの写生 絵からはじまる俳句入門」(3月3日)、学芸員によるギャラリートークなども予定。

 期間中の土曜・日曜・祝日には、記念艦・三笠と同美術館を往復する無料シャトルバスを運行。2月12日は市制記念日にちなんで観覧料無料に。

 4月15日まで。開館時間は10時~18時。観覧料は一般=800円、高大生・65歳以上=600円、中学生以下無料。市内在住在学の高校生無料。第1月曜休館。

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