横須賀で「ソウル給付ライブ」-「内閣ソウル大臣」2年ぶりに復活

70~80年代のソウル・ミュージックを演奏する「内閣ソウル大臣」

70~80年代のソウル・ミュージックを演奏する「内閣ソウル大臣」

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 横須賀の元映画館ライブハウス「YTY(Younger Than Yesterday)」(横須賀市大滝町2)で5月4日、1970~80年代のソウルミュージックを中心にした「内閣ソウル大臣」復活ライブが開催された。世相を反映して「改造内閣によるソウル給付ライブ」と題して、「ソウルトレイン」さながらにダンサーも交えて80年代の衣装をまとったステージで会場を盛り上げた。

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 同バンドは6年前から横須賀で音楽活動を展開していたがその後一時休止、根強いファンからの応援もあり、新しいメンバーを加えて2年ぶりの復活ライブとなった。出演メンバーは22歳~38歳までと幅広く、ボーカル・Lamo、ベース・Yo-Suke、ドラム・Zin、パーカッション・Shio-Tomo、ギター・Oh!Take、キーボードにUZとSei、コーラス・Shiori、ダンサーにSallyとTonさんの10人。

 オープニングでは「私たちが提供するのは定額給付金ならぬ熱いソウル」と語り、「みなさんはソウル給付を受給したいか」との呼び掛けに会場全員から「イエーイ」という歓声と笑顔が溢れた。チャカ・カーンなど往年のヒットナンバー12曲を演奏。舞台転換にはスローな曲も交え、スティーヴィー・ワンダー「リボン・イン・ザ・スカイ」(1982年)ではダンサー2人が舞台から会場へ降りて、本格的な創作ダンスのパフォーマンスも披露した。ラスト曲のアース・ウィンド・アンド・ファイアー「ゲッタウェイ」 (1976年)では、聴衆もダンスに参加してディスコ会場の熱狂ぶりを再現した。

 会場には東京で活躍するミュージシャンの姿もあり、「大きなスクリーンのあるライブハウスは珍しい」と元映画館での名曲演奏を楽しんだ。同バンド代表のZin(小川仁)さんは「異色のバンド名には賛否両論あったが注目度は高まった。ディスコで育った世代だけでなく若い人たちにもソウルの名曲を知ってほしいと企画した。ダンス好きな人は踊るための音楽にもシビアなので、場を盛り上げるよう編曲にも工夫している」と話す。

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