三浦半島産の希少動物が冬眠する姿を紹介する生態展示が12月22日より、京急油壺マリンパーク(三浦市三崎町小網代)のビオトープ「かわうその森」で行われている。寒い冬を乗り越えるために身に付けた動物たちの知恵や越冬方法なども紹介する。
同施設では、土の中から少し頭を出して眠るニホンアマガエル(三浦市産)、落ち葉の下に隠れて眠るイモリ(横須賀産)、水中の落ち葉や砂利に埋もれて眠るイシガメなど5種類の冬眠姿を展示。
ニホンアマガエルは、5月~6月に繁殖期を迎えるが、繁殖期以外は樹上や草の上で生活し、周囲の環境によって体色を変化させる。冬には温度差の少ない地中に潜って春の訪れを待つという。
同パークの吉田淳一さんは「冬になると生き物たちも活動を停止するものが多い。ビオトープでは自然なままの姿を展示しており、普段見ることができない冬眠の様子を観察してもらえたら」と話す。
カワウソの森では「冬のガイドツアー」(予約制、参加費500円)も実施。開催日は日曜のみで、来年1月31日まで。開催時間は14時~14時30分。
営業時間は、平日=9時30分~16時30分。土曜・日曜・祝日=9時~17時。入園料は大人1,700 円、小学生850円。問い合わせは同パーク(TEL 046-880-0152)まで。