京急油壺マリンパーク(三浦市三崎町、TEL 046-880-0152)では人気ペンギン「ペンペン」の産みの親が繁殖期に入り、3月18日に第1卵目、同23日に第2卵目と2個の卵を産卵した。「5月ゴールデンウィークにはペンペンのきょうだいが誕生する予定」(同パーク)と話題を呼んでいる。
キタイワトビペンギンは一度ペアをつくると、一生夫婦を解消しないため血縁関係が確立するという。繁殖期を迎えたペンギンは1ペアで2個の卵を生むが、ひなが2羽ふ化しても1羽しか育てないことが知られている。昨年、育児放棄されたひながテレビ番組で紹介され、歌手のDAIGOさんが親代わりとなって「ペンペン」と命名、人気ペンギンとなった。
今年はペンギン6組がペアをつくり、3月6日~23日までに12個の卵を産んだ。ペンギン展示施設では、親が卵を温めている様子を小窓から観察できる。
マリンパークの中井洋美さんは「ペンペンのお母さんペンギンが卵を抱いている間、お父さんペンギンは巣材を修復するなど、夫婦仲良く交代で卵を温めている」と話す。