日米小・中学生の絵が船体に-観音崎航路で「デザイン船」お披露目

横須賀の小・中学生がデザインした「シーフレンド3」が公開された

横須賀の小・中学生がデザインした「シーフレンド3」が公開された

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 横須賀で企画航路を運営するトライアングル(横須賀市小川町)は4月4日、同市内の小・中学生から募集した「デザイン船」を三笠桟橋で公開した。同船は4月~10月、観音崎航路を航行する。

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 同企画は「猿島来島100万人感謝祭」の一環。「海・夢・横須賀」をテーマに「船のデザインコンテスト」を実施し、同社が所有する「シーフレンド3」の船体に描くデザインを横須賀市内の米軍基地内を含む小・中学生から募集したもの。1月~2月の募集期間に3,300点のデザインが集まった。

 同日、三笠桟橋には日米の学校関係者や、デザインの最優秀賞に選ばれた久里浜中学の佐藤暖さん、優秀賞のサリバンスクールのイアン・ウィットマンくんも出席。二人のデザインが両舷に描かれた船が初公開され、オープニングセレモニーでは湘南学院高校ブラスバンド演奏とともに晴れた空に風船が舞い上がり、会場は祝福ムードに包まれた。

 船体左舷には佐藤さんのデザインがペイントされ、「希望や夢をのせた大きな魚が、青空の下で元気に泳ぎ回るイメージを描いたもの」(佐藤さん)。右舷はウィットマンくんの作品で「虹の大空とイルカたち」。集まったデザイン画は、猿島の管理棟内で一般公開する予定。

 同社の泉谷博道社長は「今回は二人のデザインが船の左右両舷に描かれることで、船1隻で横須賀らしい日米交流が実現した。陸側から見ると観音崎航路の行きと帰りで違ったデザインを楽しむこともできる」と話す。

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