京急汐入駅前の「メルキュールホテル横須賀」(横須賀市本町3)1階ロビーで現在、「パッチワーク・キルト展~賀正と能作品」が行われており、干支(えと)や百人一首など新春をイメージした和風キルトの作品が展示され、訪れる人たちの目を楽しませている。主催は横須賀パッチワーク・キルト協会。
作品には着物などをリサイクルした布地を使い、半年から1年かけて仕上げた力作約30点が並ぶ。同協会は1982年に発足し、会員数は約80人。市内11カ所でワークショップを開催するほか、老人施設などでボランティア活動も行っている。
代表の藤田貴世美さんは、第1回キルト日本展(1990年)に入選後、能の世界をテーマに制作活動を続け、横須賀の薪能(まきのう)を描いた作品などもある。海外でも広く活躍し、フランスのトリコロール芸術平和賞を受賞した作品「能 石橋」なども会場に展示する。
「近年、和風キルトが世界中から注目されている。パッチワーク・キルトは、いろいろな布をコラボさせることで新しい世界を表現できるアート。皆さんに楽しんでもらえたら」と藤田さんは話す。
同展は2月3日(最終日は16時)まで。