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三浦ロケ地の映画「ぼくはうみがみたくなりました」-自閉症テーマに上映会

自閉症の青年と看護学生の女性を主人公にした映画「ぼくはうみがみたくなりました」

自閉症の青年と看護学生の女性を主人公にした映画「ぼくはうみがみたくなりました」

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 三浦市民ホール(三浦市三崎5)で1月16日、三浦半島の海を舞台に自閉症の青年を描いた青春映画「ぼくはうみがみたくなりました」上映会が開催される。原作者で企画・脚本を担当した山下久仁明さんによる舞台トークも予定。NPO法人「みうら映画舎」が主催。

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 同映画は、自閉症児の息子を育てた脚本家・山下さんが「1人でも多くの人に自閉症のことを知ってほしい」と書き下ろした同名小説が原作。2006年に山下さんは中学生の長男・大輝(ヒロキ)さんを事故で亡くしたが、福祉関係の仲間に励まされて映画化を決意。大勢の人たちから制作支援カンパが寄せられ、3年がかりで映画を完成させた。劇場公開とともに、全国150カ所以上で自主上映会が行われている。

 ストーリーは、自閉症の青年「淳一」と人生を見失いかけた看護学生「明日美」が出会い、海へ向かうドライブに出かけるという物語。旅の途中に起こるハプニング、さまざまな人々との交流を描いたハートウオーミングな人間ドラマ。出演者は、明日美役に「第5回東宝シンデレラ」審査員特別賞を受賞した大塚ちひろさん、淳一役にオーディションで選ばれた新人・伊藤祐貴さん、石井めぐみさん、秋野太作さんら。上映時間は105分。

 みうら映画舎は2005年に設立。三浦市内に年間約200本のテレビ番組・CM・映画などを誘致し、ロケ地サービスを実施する全国でも屈指のフィルムコミッション。

 同映画舎スタッフは「制作趣旨に賛同して積極的に支援してきた映画。三浦海岸や城ヶ島・三浦下町などがロケ地になった。たくさんの人に見てもらい、自閉症への理解が深まれば」と話す。

 開催時間は10時~、14時~の2回。入場料500円。

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