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車いすのストリートミュージシャン、コンゴから初来日-横須賀芸術劇場でライブ

コンゴから初来日した車いすのストリートミュジシャン「スタッフ・ベンダ・ビリリ」

コンゴから初来日した車いすのストリートミュジシャン「スタッフ・ベンダ・ビリリ」

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 横須賀芸術劇場(横須賀市本町3)で10月10日、アフリカ・コンゴ民主共和国から初来日した車いすのストリートミュージシャン「スタッフ・ベンダ・ビリリ」がライブ公演を行う。

ガラクタを改造した手作り楽器から、ダイナミックな演奏が生まれる(関連画像)

 同バンドは、小児まひで下半身不随となった車いすミュージシャンによるバンド。車いすに乗る4人のシンガー&ギタリストを中心に、松葉杖のシンガー、メンバーに拾われたストリート・チルドレンなど、8人のミュージシャンで編成する。「ベンダ・ビリリ」とは「外見を剥ぎとれ」という意味で、「外見は不自由でも精神は最大に自由なんだ」との意気込みで名付けられたバンド名。

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 メンバーは数年前まで、コンゴの首都キンシャサの動物園で寝泊まりしていたホームレスの男たちで、小児まひを患ったため自転車の部品を組み合わせた手製の車いすが移動手段。楽器もほとんどが手作りで、メンバー最年少の18歳のロジェが発明した、空き缶にギターの弦を1本張っただけの原始的な弦楽器「サトンゲ」が華麗なメロディを奏でる。ドラムの代わりに木箱を叩き、それにドラムのキックをつけるなど、ガラクタから楽器を作り出して路上バンドとして音楽活動を始めた。

 コンゴ民族音楽とキューバ音楽がミックスした大衆音楽「コンゴリーズ・ルンバ」がベースになっており、2009年にベルギーのレコード会社「クラムドディスク」よりCDが世界中で発売されて話題を呼んだ。

 彼らの楽曲は、キンシャサで起きている日々の生活を歌ったメッセージソング。「ポリオ」という曲では「子どもたちの世話を放棄しないでくれ」と、子どもたちがポリオの予防接種ができるよう親たちに呼びかける内容。「トンカラ」の曲では、「オレはかつて段ボールで寝ていたが、ツキに恵まれマットレスを買えた。人間に再起不能なんてことは絶対ない、人生に遅すぎるなんてこともない」と人々に訴える。

 9月に初来日し、国内12会場でライブ活動を展開中。ドキュメンタリー映画「ベンダ・ビリリ!~もう一つのキンシャサの奇跡」も全国で順次公開する。

 開催時間は15時30分~。料金は大人4,000円(全席指定)、学生(24歳まで)半額。問い合わせは同劇場(TEL 046-823-9999)まで。

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