言い間違いから始まった「すこやか軍艦カレー」-試作品をゆずの2人が試食

ニッポン放送のスタジオで行われた「すこやか軍艦カレー」試食会。前列左から「ゆず」の北川悠仁さん、岩沢厚治さん、後列「YOKOSUKA SHELL」の鬼束優美さん、山口晴久さん。

ニッポン放送のスタジオで行われた「すこやか軍艦カレー」試食会。前列左から「ゆず」の北川悠仁さん、岩沢厚治さん、後列「YOKOSUKA SHELL」の鬼束優美さん、山口晴久さん。

  • 0

  •  

 「よこすか海軍カレー」の言い間違いから始まった「すこやか軍艦カレー」商品化企画がラジオ番組で話題を呼び、ニッポン放送(東京都千代田区)の深夜番組「ゆずのオールナイトニッポンGOLD」(毎週火曜22時~)のスタジオで7月13日、横須賀の飲食店が試作した同カレーの試食会が行われた。

「軍艦カレー」の話題で盛り上がる番組スタジオの様子

[広告]

 試作された軍艦カレーは、横須賀市内で正統派海軍カレーを提供する老舗アメリカンフード店「YOKOSUKA SHELL(ヨコスカシェル)」(横須賀市本町1)のスタッフらが試行錯誤を繰り返して作ったもの。当日、都内のスタジオへカレーを届けた。

 番組には、米海軍セーラー服のコスプレ衣装を着た同店店長・鬼束優美さん、プランニング担当・山口晴久さんが出演。2人が「軍艦カレーができるまで」のプロセスを再現ドラマにして演じて見せると、「ゆず」の北川悠仁さん、岩沢厚治さんがトークで盛り上げた。

 「すこやかを横須賀産の野菜で表現し、ライスで軍艦のイメージを作った」と山口さん。鬼束さんは「白米では船の形が崩れてしまい苦労した」という。そこで知り合いの鉄工所に軍艦の特製金型を発注し、ライスにはヘルシーでモチモチ感がある雑穀米を使って成形したという。

 カレーの海に軍艦の形をした雑穀米のライス、ニンジンで作ったいかり、無人島・猿島をイメージした緑のブロッコリー、チキンを添える。トッピングには、横須賀産「こだわりカボチャ」やナスのフライも用意。

 北川さん、岩沢さんは感激した様子でカレーを試食し「おいしい」と絶賛。「軽い気持ちで始めた企画が重厚感のあるものになった」(北川さん)と喜んだ。「値段や発売時期は来週の番組で発表したい」とも。

 同企画の発端は、今年5月4日にオンエアされた番組。リスナーから寄せられた、「うちの母親は『よこすか海軍カレー」のことを何度言っても『すこやか軍艦カレー」と言い間違える」という内容の投稿を紹介して番組が盛り上がり、その後、リスナーからの反響メールや投書も殺到したため、同番組が「カレープロジェクト2010」 と題して商品化を呼び掛けたもの。

 ところが企業からのオファーはなく企画が行き詰まりかけたころ、海軍カレー発祥の地・横須賀在住のリスナーが市役所の「目安箱」に投書。5月下旬に吉田雄人・横須賀市長が番組に電話出演し、「前向きに検討する」と協力を約束した。同市のカレー事業者会に所属する「YOKOSUKA SHELL」が名乗りを上げ、先月から試作にチャレンジしている。

 同番組では現在、軍艦カレーのオリジナルCMソング、キャッチコピー、PR方法などのアイデアを一般募集している。CMソングなどの送付先は、「〒100-8439 ニッポン放送 ゆずのオールナイトニッポンGOLD カレプロちゃんの係」まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース