沖縄在住の女性音楽ユニット「ういずあす」が1月9日、横須賀中央のライブハウス「グリーンヒル」(横須賀市本町1)で初の横須賀ライブを行い、琉球民謡・ポップスなどを歌い満員の観客とともにカチャーシー踊りで盛り上がった。
メンバーの3人は23歳~24歳。幼い頃から琉球民謡・古典芸能などを習い始め、比嘉麗香さんは三線(さんしん)歴16年、金城里菜さんは三線歴15 年、親川あやのさんは琉球舞踊17年のキャリアを持ち、琉球民謡の各コンクールで新人賞・優秀賞・最高賞などを受賞。
高校生の時、オーディションに同時に応募したことをきっかけに音楽ユニットを結成。2006年3月、プリンセス・プリンセスのカバー・アルバムに参加し、イベント出演やライブ活動を行い、2007年3月に「通り雨」でCDデビュー。同12月、カバーアルバム「ナカユクイ」を発表。2009年2月、ユニット名を英語表記からひらがなの「ういずあす」に変更し、ニューシングル「明日(あした)へ」をリリースしている。
当日のライブでは色鮮やかな「紅型(びんがた)」の琉球衣装を身にまとい、「いちゃりば節」「与那国小唄」など琉球民謡のほか、「愛よりも青い海」「沖縄へ行こう」などのカバー曲、オリジナル曲「春一番に咲いた花」「明日へ」など16曲を熱唱。若さと躍動感溢れるハーモニーで新旧の曲目を自在に歌い、太鼓や踊りも披露するなど華やかな舞台演出で観客の喝采(かっさい)を浴びた。
比嘉さんは「今年初のライブが横須賀。ライブ前にどぶ板通りを散策して海軍カレーも楽しんだ」といい、金城さんは「基地があり外国人も多い横須賀の雰囲気は沖縄と似ている」とほほ笑む。親川さんは「わたしたちの歌を通して、沖縄のことも好きになってもらえたら」と全国各地でのライブ展開に意欲をみせる。