さいか屋横須賀店(横須賀市大滝町1)で12月9日より、俳優・榎木孝明さんの絵画展「絵筆で綴(つづ)る、旅の風景~榎木孝明水彩紀行」が開かれている。12日には榎木さんのサイン会も行われ、会場にはファンの長い行列ができた。
新館6階の美術画廊で、国内や世界各地を旅して描いた水彩画・版画約150点を展示するほか、旅先のスナップ写真・ビデオ上映などもあり、大勢の観客でにぎわった。
鹿児島出身の榎木さんは、幼い頃から絵が好きで武蔵野美術大学でデザインを学び、劇団四季を経て俳優として映画・テレビ・舞台で活躍。「旅先・ロケ先や普段の生活の中でもスケッチ道具をいつも持ち歩き、気に入った景色に出会ったらその場で筆をとる」という。携帯用パレットに16色の絵の具を用意し、筆1本で絵葉書大のスケッチなら約10分で仕上げるとも。
榎木さんは「水彩画は自分にとって最も身近な表現方法」といい、「好きな色はブルーで、海辺の空気に触れるとホッとする。こんどは横須賀の海や港を描いてみたい」と笑顔を見せた。
開催時間は10時~18時30分(最終日は16時)。15日まで。入場無料。