山本学園(横須賀市若松町2、TEL 046-823-1842)は9月15日、京急・横須賀中央駅前に「横須賀法律行政専門学校」を来年4月に開校すると発表した。公務員を目指す人を対象に、定員は1学年40人で2年制。10月から募集を始める。
同校は法律行政学科を設置。授業内容は公務員に求められる法律知識のほか、コミュニケーション力、企画力、パソコン知識、実際に市町村の抱える課題についての模擬演習など実践的なカリキュラムを設ける。
募集対象は来春高校卒業予定者、大学・短大からの進路変更の学生、社会人経験者も受け入れる。開校記念として年間50万円の奨学金、県内指定校推薦枠などの優遇制度を用意する。
1935(昭和10)年創立の山本学園は、ファッション専門学校「山本文化服装学院」を長年運営しており、1997年に横須賀中央駅前の再開発に伴い6階建ての新校舎を建設。専門学校の多様化などを背景に、学校目的を変更して県の認可を受けた。
同校の寺島孝理事長は「地域が抱える問題を解決するには、公務員としての高いモラルや国際的な視野を持つ人材が期待される。少数精鋭で即戦力となるようなカリキュラムを提供して、地元で働く人を応援したい」と話す。