昨年12月に退役した海洋地球研究船「みらい」の退役記念イベントが1月25日、横須賀新港ふ頭で行われ、船内を一般公開する。
同艦の前身は、日本初の原子力船「むつ」。1997(平成9)年にディーゼル機関に換装され、海洋研究開発機構JAMSTEC(横須賀市夏島町)に所属する海洋地球研究船「みらい」として生まれ変わった。
全長128メートル、総トン数8706トン、巡航速力は11.5ノット。優れた耐氷性、航行性を生かし、北極海や赤道域、大西洋、インド洋など世界中の海をフィールドに地球58周分(約230万キロ)を航海した。
観測対象は、海、大気、生物、海底と多岐にわたり、観測が難しい荒天の多い海域でも高精度なデータ収集を行うなど、観測研究に大きく貢献した。「長年にわたり海洋観測を支えてきた『みらい』の歩みを振り返り、その軌跡に触れられる最後の機会」(JAMSTEC)という。
船内見学は10時~15時(受付は14時まで)。隣接する「東京九州フェリーターミナル」「よこすかポートマーケット」では、パネル展示や映像上映、グッズ販売なども行う。
同艦の後継は北極域研究船「みらいII(ツー)」で、11月ごろの竣工・引き渡しを予定している。