横須賀の若者団体「NELD(ネルド)」が8月31日、クラウドファンディングなどで制作した中編映画「夏の一歩」上映会をコワーキングスペース・ヨコスカテラス(横須賀市本町3)で開催する。劇中歌を担当した高校生シンガー「aisling sakurako」さんのミニライブも行う。
劇中歌を担当した高校生シンガー「aisling sakurako」さん
同映画は、横須賀の谷戸で育った橘乙(たちばなおつ)が高校卒業後、両親の離婚など辛い思い出を断ち切るように都会で就職。夢を追い続けて忙しい日々を送るなかで、周囲とのさまざまな葛藤に悩む。懐かしい谷戸の夏に戻ってくると、地元の人たちの思いに触れ、生まれ育った谷戸の魅力を再認識するというストーリー。上映時間は約40分。
第2部では、NELD代表・三田希美子さんのトークセッションも。三田さんは大学在学中の2019年、若者たちがアクションを起こすきっかけを提供する学生団体を設立。オーデションで人材起用するイベントなどにチャレンジした。
映画制作に向けたクラウドファンディングでは、目標を大幅に超える167万円の資金を集めた。8カ月の制作期間を経て、昨年12月に完成試写会を横須賀HUMAXシネマズで開催。その後も、各地で上映活動を続けている。
「若者たちで横須賀を発信するムービーを作りたいと企画を立ち上げた。大勢の方々に支援していただき、これほど地域のみんなと育ってきたんだと実感することはありません。映画で地元の魅力を感じてもらえたら」と三田さん話す。
開催は19時~21時、参加費1,500円(1ドリンク付き)。予約サイトから申込できる。