東京湾フェリー(横須賀市久里浜8)は11月25日、ペリー来航時の黒船仕様に船体をラッピングした「しらはま丸」(3,351トン)の定期運航を始めた。同フェリーは横須賀・久里浜港~千葉・金谷港を約40分で結ぶ航路。
米国のペリー提督率いる黒船艦隊が浦賀沖に来航したのは、1853(嘉永6)年7月。今年は黒船来航170周年にあたる。久里浜港周辺には、ペリー上陸記念碑や記念館、開国橋などがあり、毎年ペリー祭も行われている。
「ペリーが乗船していたサスケハナ号(全長78.3メートル)、しらはま丸(全長78.8メートル)はほぼ同じ全長。170 年前に来航した黒船の大きさをイメージしてもらえたら」(同社)という。同フェリー船内には当時のイラストをあしらい、黒船来航の歴史やストーリーなどの展示も披露する。
12月23日・24日には、「黒船で行く横須賀の夕日と夜景 ソウルフードを楽しむXmasクルーズ」を実施。横須賀海軍カレーやネイビーバーガー・ポテチパン・横須賀ブラジャーなど地元の代表的なソウルフードを提供し、ピアノや吹奏楽演奏・ダンスなどの船内イベントも行う。久里浜港発着で、17時10分出港~20時20分帰港。料金は5,000円(食事付き)。