横須賀の下町地区に初夏を告げる「下町祭礼」が5月27日、横須賀中央駅周辺で始まった。駅前商店街には、焼きそば・金魚すくい・射的などたくさんの屋台も並んでにぎわっている。
諏訪神社(同市若松町)、諏訪大神社(緑ヶ丘)両社の例大祭で、年間を通じて最も大きな祭礼。無病息災や繁栄を祈り、両社の氏子らによる「交換参拝」も行われる。諏訪神社は1573(天正元)年の創建より450年の節目を迎える。
同日夜には「宵宮祭(よいみやさい)」が行われ、弓張提灯(ちょうちん)を飾った「万灯神輿(まんどうみこし)」やお囃子(はやし)が千日通りを練り歩く。
コロナ禍で3年間規模を縮小していたが、4年ぶりに市内各地の夏祭りの先駆けとなる「みこしパレード」も展開する。
28日には、駅前の中央大通りが歩行者天国になり、下町地区5町(日の出町・若松町・大滝町・小川町・本町)から大勢のみこし・山車(だし)が集まり、「連合渡御(とぎょ)」(13時~)が行われる。