コンビニ最大手 セブン‐イレブン・ジャパンは4月21日、横須賀のご当地グルメ「よこすか海軍カレー」弁当を全国約2万1,000店舗のセブン‐イレブン加盟店で販売開始した。弁当タイブの海軍カレー販売は今回初めて。

カレー色のスカジャンを着て試食する上地克明・横須賀市長

　「よこすか海軍カレー」は、115年前の「海軍割烹（かっぽう）術参考書」のレシピを守ることなどが厳格に決められカレー。4種類の具材（玉ねぎ・ニンジン・じゃがいも・鶏肉または牛肉）と小麦粉・カレー粉を炒ってルーを作ることが定義されている。

　海軍カレーは、これまでレトルトカレーやカップ麺、カレーパンなどでも展開されていたが、ライス付き弁当タイプでの販売事例はなかった。今回、「カレーの街よこすか事業者部会」の審査会で認定され、全国発売となったもの。

　同社商品本部では「オリジナルレシピを守りながらも、日ごろの商品開発で積み重ねたカレーの知見を活用し、野菜の甘みや肉の旨味が感じられるカレーに仕上げた」といい、「あめ色になるまで炒めた玉ねぎ、野菜のすりおろしを加えることで野菜の甘みを引き出し、炒めたトマトにより、野菜のうまみを加えました」とコメントしている。

　同事業者部会会長の鈴木孝博さんは「海軍カレーの味を忠実に再現していただいた。各地のコンビニで体験していただき、横須賀にも足を運んで本場の海軍カレーも味わってもらえたら」と話している。

　価格は637円。「ニッポン！うまいものフェア」の一環で、5月7日まで限定発売する。