海上保安庁・横須賀海上保安部は1月18日、横須賀在住のシンガーソングライター・椿優衣さんを「1日海上保安部長」に任命し、横須賀中央駅前Yデッキで同庁の緊急通報用電話番号「118番」の周知活動を行った。
制服姿の椿さんは、身長180センチの同庁キャラクター「うーみん」や横須賀地区海上災害等対策協議会メンバーとともに、啓発チラシなどを配布し、市民に気さくに話しかけた。
「118番」の運用は平成12年から始まり、海難事故や不審船情報などの緊急通報用に使われている。平成19年からは、GPS機能付き携帯電話から自動で位置情報が送信される機能も加わり、捜索救助などに効果を発揮しているという。
横須賀・横浜のライブハウスやラジオ番組で活躍する椿さんは、三浦按針をテーマにした「青い瞳のサムライ」などオリジナルソングも多数制作。「歌のおねえさん」として地元の子どもたちにも親しまれている。昨年は地元ジャズフェス「横須賀トモダチジャズ」のポスターモデルに抜擢され人気を集めた。
同保安部広報担当者は「地元愛に溢れた活動を続ける椿さん。地域振興イベントなどで一緒になることも多く、今回の1日保安部長を快く引き受けてもらった」という。
椿さんは「任命状をいただいたときは緊張しました。横須賀は海に囲まれた街で、小さい頃から海は身近にありました。´海の安全を守ってくれる海上保安庁の活動を市民のみなさんにもっと知ってもらえたら」と笑顔をみせた。