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横須賀・田浦梅の里でジュニアトレイルラン&駅伝大会 梅の花咲く前に

スタートしていく小学生ランナーたち

スタートしていく小学生ランナーたち

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 「ジュニアトレイルラン&駅伝大会」が1月16日、横須賀港を見渡せる田浦梅の里で開催された。

初優勝で喜ぶ駅伝優勝チーム「久小マックイーン」

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 主催は世界のトレイルランニング大会に日本代表として参加している宮地藤雄さんが代表を務める「FUJIO PROJECT」。大会前にはコースとなる山道の整備も行った。

 個人の部には、保護者とペアを組んだ未就学児から小学生を中心に保護者の大人も合わせ約140人が参加。市内からだけでなく、県外からも車で直行する参加者がいた。コロナウイルス感染対策として開閉会式は行わず、スタート前までのマスク着用などを徹底した。出走前には、宮地さんがトレイルランニングの大切な約束として「山道では元気にあいさつをしよう。困っている人がいたら声を掛けよう。どうしたら迷わずに走れるかなど自分で考えよう」と呼び掛けた。

 未就学児の部で優勝した6歳の藤森律喜さんと市民ランナーとして走ることを楽しむ父・健太さんのペアは前回に続き2連勝。長野県諏訪から車で朝4時に出て来たといい、「海が見える景色を気に入っている」と話す。小学生女子の部で優勝した小学2年の田口夏稀さんは埼玉県伊奈町から参加。「足の速いお姉ちゃんと一緒に走っている。練習は好きではないけど、大会は好き」と笑顔を見せる。

 駅伝では小学生から保護者まで25チームが競った。個人の部(小学生以上)と同じ起伏の多い2.5キロメートルのコースを全員が走る。スタート・ゴール地点から向かい側の山道を走る選手が小さく見え、応援者から「あんな急坂を登っている」「あそこが心臓破りの階段だ」と驚きの声も漏れた。

 優勝した小学4年生のチーム「久小マックイーン」のメンバーは「いつも2位とか3位で惜しかったから、初優勝できてうれしい。チーム名は映画『カーズ』の中で速い車の名前から取った」と保護者と共に喜んでいた。

 宮地さんは「梅が咲いたらまた来たいと思ってもらえたらと、咲く前のこの時期に開催しているが、咲く時期以外も来訪者が増えたと聞いた。トレイルランのコースとしてもいい場所」と話す。「会場はもちろん練習で走る山道も整備している。トレイルランナーだけでなく、ハイカーの人にもトレイルランのことを理解してもらいたいと思って活動している」とも。

 同団体は1月30日、横須賀の最高峰・大楠山でミニマウンテンマラソンも開催する予定。コースは湘南国際村めぐりの森から大楠山周辺の約5キロメートル。参加対象は小学生以上。当日までエントリーを受け付けている。

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