毎年秋にホールやストリートライブなど10会場以上で実施してきた「横須賀トモダチジャズ」は、新型コロナウイルス感染防止対策のためオンライン開催となり、11月7日にYouTubeライブ配信を行う。
最新動画や未公開映像で″街ジャズ″を再現するオンライン配信番組。スカジャン発祥の地、戦後ジャズが始まった街、本町ドブ板通りの様子もレポートする。同実行委員会が企画・制作、ボランティアスタッフが約3時間の番組配信に取り組む。本町商店街にあるシェアオフィス・ヨコスカテラスに特設スタジオを設置するなど、NPO団体や地元商店街も協力。
今年のテーマは、「ジャズで街が面白くなる! Dobuita Bourbon Street」。第1部「軍港の街がジャズに染まる!」では、記念艦三笠の艦上ライブの様子をドローン撮影を駆使した映像で紹介、ヴェルニー公園の野外サンセットジャズなども。出演は力武誠カルテットと渡邊達徳(クラシックバイオリン)のコラボ演奏、宮脇惇トリオ、前田サラ、ミセスガラナ、MASAToooN!、JIREH&イチノイーなど地元ゆかりのミュージシャンが勢ぞろい。
第2部「EM Club Legend~JAZZトーク&LIVE」にはトークコーナーを設け、 戦後ジャズの原点、EMクラブ(進駐軍クラブ)の記憶などを語る。総集編として米海軍第7艦隊バンドやストリート演奏、横須賀美術館シーサイドジャズなど未公開映像で振り返る。
第3部「Dobuita Bourbon Street」では、異国情緒豊かなドブ板通りから横須賀出身の女優・タレント、杉原枝利香さんがレポート。地元ジャズバーライブの様子、注目の女性シンガーソングライター・椿優衣さんらが番組に生出演。応募バンドの紹介動画も。
同実行委員会の長坂利広さんは「配信番組では、横須賀の街と音楽の魅力をお伝えします。昨年と今年のリアル開催は残念ながら中止となり、第5回目の今年はライブ配信を活用して、″横須賀ジャズの灯″を絶やさないようにしたい」と話す。
配信は11月7日16時~19時(予定)。YouTubeチャンネル「横須賀トモダチジャズ公式」で無料視聴でき、コメント欄などで視聴者との交流も図るという。