東京九州フェリーは7月1日より、横須賀港(神奈川県)と新門司港(福岡県)を結ぶ新たな航路を新型船舶を活用して就航すると発表した。
就航船舶は、横須賀市の花から名付けられた「はまゆう」と北九州市の花ひまわりから名付けられた「それいゆ」の2隻。航海速力28.3ノット(時速約52.4キロ)の高速性能を活かし、横須賀~新門司間を約21時間で運航する。
旅客定員は268人。全長222.5メートル、総トン数約15,400トン。車両積載台数は、トラック約154台、乗用車約30台。
運賃は、基本運賃(ツーリストA旅客運賃)を12,000円とし、他の等級(ツーリストS・ステート・デラックス級)は基本運賃に室料を加算する制度(ルームチャージ制)を導入する。
二輪自動車で乗船する場合は、基本運賃(12,000円)+バイク1台(750cc未満=12,000円)で合計24,000円。乗用車(5メートル未満)1台の場合は40,000円(車1台+運転手1人)。
同航路は、阪九フェリー・新日本海フェリーを中心とするSHKライングループが新会社を設立して運営。近年のドライバー不足や環境問題を背景とした「モーダルシフト」(効率的な輸送機関への転換)の受け皿にする。「多様化する観光ニーズに対応して、九州圏と関東圏を結ぶ物流や観光の一翼を担います」(同社)としている。
出港時間は、横須賀発23時45分~新門司着翌日21時。新門司発23時55分~横須賀着翌日20時45分。詳細は同サイトで確認できる。