横須賀市と写真投稿サイト「東京カメラ部」がタイアップして実施された「横須賀フォトコンテスト2020」の受賞30作品が3月15日、同特設サイトで発表された。主催は横須賀集客促進・魅力発信実行委員会。
4回目となる同コンテストではSNSを活用し、Instagram(インスタグラム)上で実施。過去作品でも参加可能という手軽さや、東京カメラ部との連携による情報発信で、前回の応募作品(1,258作品)の2倍超となる2,533作品の応募があった。
応募作品には、自然豊かな横須賀西海岸の立石公園・荒崎海岸・ソレイユの丘、東京湾の無人島・猿島などの印象的な写真、日常風景の中に写真映えする工夫が凝らされた作品などが数多く集まった。
最優秀賞には「the Entrance」と題した作品が選ばれた。西海岸の荒々しい岩の質感と静かな星空、オリオン座や冬の大三角形が写し込まれたフォトジェニックな作品。審査講評では「夕暮れの時間帯にこのような構図で撮影するには、おそらくかなり情報収集をして、綿密に計算してのことだと思われ、そういう意味でも素晴らしい作品だと感じました」(ニコンカレッジ講師の倉持永さん)としている。
撮影者のkidskatsuya(きっずかつや)さんは、「『これが横須賀!?』そう思われた方もいるかもしれません。横須賀といえば、文化、グルメ、歴史、富士見スポット等が思い浮かびますが、自然溢れる場所もたくさんあるのです。見た方にとって、この写真が横須賀の新たな入口となれば幸いです。三浦半島の絶景を追う者として、最優秀賞をいただけたことを誇りに思います」とコメントを寄せている。
同市の担当者は「コロナ禍で外出が難しい中でも、写真を通して横須賀の魅力にふれてもらえたら」と話す。その他の応募作品もInstagram上で、ハッシュタグ「#横須賀フォトコン2020」で検索すると閲覧できる。
受賞作品は3月23日~31日まで、京急汐入駅前のコースカベイサイドストアーズ5階コミュニティールームで展示する。