米海軍横須賀基地に近い本町ドブ板通りに8月13日、市内初となる高級食パン専門店「ちょっと待ってぇー」(横須賀市本町3 、TEL 046-874-6753)がオープンし、ユニークな店名と高級食パンの食感が人気を集めている。
ふわふわモチモチ、上品な甘さが特徴の「朝の贅沢」(プレーン)
提供するのは、「朝の贅沢」(プレーン・2斤800円)、「杜の宝石」(レーズン入り・2斤980円)の2種類のみ。スプレッド類として、ハンガリー産アカシア蜂蜜、国産百花蜂蜜、ダブルベリージャム、オリーブオイル&チーズなども販売。
「朝の贅沢」は、キメ細かくしっとりとした食感と国産バターの甘い香りが特徴で、喜界島産ざらめ糖やフランス産アカシア蜂蜜などをブレンド。「杜の宝石」はサンマスカットレーズンを散りばめ、バターや生クリームなど乳製品のコクを感じる生地に、フルーティーな酸味を加えたデザート感覚の食パン。
同店を運営するのは、市内で医療・福祉コンサルタント業務やコロナ対策製品を製造する桜栄企画(2006年創業)。代表の折田哲朗さんは「高齢者比率の高い横須賀で、安心して食べやすい生食パンを提供したいと考えた」という。全国で実績のあるベーカリープロデューサー・岸本拓也さんに依頼し、開店にこぎつけた。
「店名はコンサル会社からの提案で、インパクト重視のネーミングになった」と折田さん。「待ち時間ができてしまうので、ドブ板通り散策や新しい商業施設コースカの案内もしています。商店街との共存も大事ですから」とも。
焼きたてパンを提供するため、行列を避けて当日整理券での購入方式を採用。9時30分から店頭で整理券を配布する。10時、12時(プレーン+レーズンパン)、13時、14時、15時、16時、17時の7回に分けてパンが焼き上がり、1日200~250個を販売予定(売り切れ次第終了)。
出身地の鹿児島県産食材(ざらめ糖)も取り入れ、同店独自のレシピも試みている。「飽きのこない上品な甘みにこだわった。みなさんに新しい食感を楽しんでもらえたら」(折田さん)と話す。
営業時間は10時~18時(不定休)。店舗面積は57平方メートルで、テイクアウトのみ。8月16日まで、オリジナルパンナイフを各日先着50人に配布している。