横須賀・上町商店街に「緑のカーテン」-ゴーヤを収穫、買い物客へ配布も

涼しげなゴーヤの「緑のカーテン」は買い物客からも好評

涼しげなゴーヤの「緑のカーテン」は買い物客からも好評

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 横須賀・上町商盛会商店街でゴーヤを使った「緑のカーテン」が成長し、買い物客の目を楽しませている。今年5月に同商店街約50カ所に設置した鉢植えのゴーヤは、現在3~4メートルの高さまで葉を伸ばし、ゴーヤの実も収穫された。

上町商店街の50カ所に「緑のカーテン」を設置

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 「緑のカーテン」とは、葉を生い茂らせることで直射日光を遮断するもので、地球温暖化対策の一環。緑のカーテンを作ることによって太陽熱を和らげ、植物の蒸散作用により葉の周囲の温度を下げる効果や、二酸化炭素の排出を減らす効果も期待できる。

 昨年は「横須賀市地球温暖化対策地域協議会」の呼びかけで、同市のモデル事業として実施して好評だったことから、同商店街では今年は設置場所を2倍に増やして自主的に取り組んだ。ネット張りやプランター設置などの作業には、引きこもりの若者の就労支援を行うNPO法人「アンガージュマン・よこすか」の10代・20代の若者たちが協力した。

 ゴーヤを育てたブティック店主は「見た目にも涼しげで、収穫したゴーヤを無料配布してお客さんとの会話も弾ずんだ」という。同商店街振興組合の森昭理事長は「ゴーヤの成長はとても早く、手間が掛からない。設置後は各店舗が世話をしており、ゴーヤの収穫も育てる楽しみにつながる。今後は実ったゴーヤを活用するイベントも考えていきたい」と話す。

 同市内では「緑のカーテン」の普及が進み、同商店街のほか久里浜6丁目町内会館、追浜本町1丁目町内会館、大津幼稚園、鴨居幼稚園など9カ所で実施している。

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