「浦賀ドック」で船と海を科学する体験イベント-横須賀の産業遺産を活用

造船術の産業遺産が数多く残る「浦賀ドック」跡地

造船術の産業遺産が数多く残る「浦賀ドック」跡地

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 横須賀の産業遺産「浦賀ドック」を活用した体験イベント「船と海を科学しよう」が8月22日・23日、旧住友重機・浦賀工場跡地(横須賀市浦賀町4)で開催される。主催はレンガドック活用イベント実行委員会。

浦賀ドックに残る文化遺産、レンガ積みドライドック

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 同イベントは明治期に造られたレンガドックや昭和初期の工場などで、子どもたちが船や海の科学を体験できるイベント。スペシャル企画として「ドックで迷路のアドベンチャー」、陸上ヨットに試乗できる「陸上ヨットでアドベンチャー」などを実施する。

 「サイエンスショー」では、ポンプの原理を実験する「ドックの水はどこまで上がる?」、ボーリングの玉を使った浮力実験「鉄の船が浮かぶわけ」などの体験教室を開くほか、ウミホタルや海の砂を観察するワークショップ、ホバークラフトや鉄の船作りのワークショップ(要事前申し込み)も行う。

 2002年3月に閉鎖された「浦賀ドック」は、幕末に日本初の洋式大型軍艦「鳳凰丸(ほうおうまる)」を建造したほか、「咸臨丸」の修理、滑り台式大型船台や乾ドック、クレーン、接岸岸壁など造船技術の「産業遺産」が数多く残る。世界に4カ所しか現存していない「レンガ積みドライドック」は貴重な文化遺産といわれる。

 同実行委員会広報担当者は「夏休みの子どもたちに横須賀の造船技術を知ってもらい、船や海の科学を楽しみながら体験してもらえたら」と話す。

 開催時間は10時~16時。入場無料。詳細はサイトで確認できる。

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