横須賀のシンガーソングライター・椿優衣さん(26歳)がファーストアルバム「青の街」を11月上旬にリリースし、三浦按針(ウイリアム・アダムス)をモチーフにしたオリジナルソング「青い瞳のサムライ」などが話題を呼んでいる。
地元では2年前から「江戸期に外交顧問として活躍した三浦按針をNHK大河ドラマに」との誘致活動も始まっており、新たな地元ソングとして期待が高まっている。
同アルバムには横須賀への思いを歌った「この街で」「あめふらし」「カタカナ英語で、アイラブユー」、山口百恵さんのカバー曲「いい日旅立ち」など5曲を収録。横須賀の音楽レーベル・inner space labからネット通販も開始。価格は2,000円。
CDジャケットやポスターは、横須賀出身の大学生デザイナー・有働茉莉さんが制作に協力。ジャズ新人賞「ちぐさ賞」の宮脇惇さん(26歳)がクラリネット演奏で参加するなど同世代の仲間たちが応援している。横須賀の港を舞台に撮影したミュージックビデオもネット配信され好評だ。
椿さんは小学生の頃、祖母が経営するスナックで聞いた昭和歌謡に興味を持った。中学校の行事で全校生徒を前に歌ったときの感動が忘れられず、歌手デビューを目指した。専門学校卒業後、子ども向けの「歌のおねえさん」やボイストレーニング、コーラス指導を行うほか、市内外で単独ライブも展開する。
「按針で盛り上がる地元への恩返しの気持ちも込めた。大好きな歌で皆さんへ幸せなメッセージを伝えられたらうれしい」と椿さんは話している。