横須賀中央の三笠公園(横須賀市稲岡町)で5月18日・19日、全国のご当地カレーが結集した「よこすかカレーフェスティバル2019」が開催され、過去最多となる6万5,000人超の来場者でにぎわい、公園じゅうがカレー色に染まった。
「よこすかカレー大使」の一条もんこさん、「カレー焼きそば」初代王者、カレーグランプリ「北本トマトカレー」代表と
2日間とも晴天となり、1日目の来場者数は約2万9,000人、2日目は約3万6,000人。それまでの最多来場数5万7,000人(2016年5月の2日間)を8,000人も上回った。
横須賀市が「カレーの街宣言」を行って20周年を迎える今年は、多彩なイベントを用意し、全国各地から126事業者が出店。人気の「カレーバイキング~よこすか海軍カレーVS横須賀海上自衛隊カレー」(20店参加)には朝から長蛇の列ができ、2日で8,000食を完売。
7回目となる「全国ご当地カレーグランプリ」には、全国52店が参加。来場者投票により、「北本トマトカレー」(埼玉県北本市)がグランプリに輝いた。2位には「富良野オムカレー」(北海道富良野市)、カレーマスター賞に「純サバカレー」(鳥取市)が選ばれた。
新設された「カレー焼きそば」部門には、首都圏でカレーの聖地とされている神田・下北沢・横須賀の3地域が対決。初代王者には「大勝軒の復刻版カツカレー焼きそば」(神田)が決まった。同チームには、上地克明・横須賀市長より「KING of TURBAN」の称号が授与された。
同カレー焼きそばは、神田の名物ラーメン店・大勝軒創業者 山岸マスター伝承のうまみスープ、4種類のソースをブレンドし、一口サイズのカツをトッピングしたもの。同チーム代表の田内川真介さんは「40年前から伝わるなつかしい味を再現した。地元応援団も大勢駆け付けてくれ力を与えられた」とほほ笑む。
今年から「よこすかカレー大使」に任命された、一条もんこさん(カレー・スパイス料理研究家)はグランプリ発表会の司会も担当。一条さんは「感動して声が震えました。全国からカレーを出店するため集まった人たちには数多くのドラマがあります。横須賀にはカレーを愛する人たちを引きつける魅力がある」といい、「全国のカレーファンの注目度も年々高まっています。このフェスに集まることで新たなチャレンジも生まれるのでは」と話している。