横須賀の丘陵地にあり坂道や長い階段が続く「谷戸(やと)」地域の空き家を改装した「みんなでつくる山の家」(横須賀市汐入5-49-10)で3月25日、若手ミュージシャンのジャズライブが開催される。
出演は、今春高校1年になるパーカッション奏者・ひごたくみさん(横須賀在住)、洗足音楽大学ジャズ科に進学するピア二スト・相澤亙さん(横浜在住)のデュオ。ジャズのスタンダードナンバーなどを演奏する。
ひごさんは5歳からパーカッションを始め、2015年に全日本ポップス&ジャズバンドグランプリ大会で、ソロアドリブ部門グランプリ受賞。2016年、キューバサルサコンテストでパーカッション部門優勝というキャリアを持つ。
相澤さんは、15歳より「みなとみらいSuper Big Band」にジャズピアニストとして参加、今期バンドリーダーを務める。札幌・金沢ジュニアジャズフェスティバルに出演。昨年より「Wataru y Takumi」でライブハウスにも出演する。
同会場は、京急逸見駅から徒歩6分。汐入5丁目の空き家を改装したスペース。同エリアは6軒に1軒が空き家という市内でも有数の限界集落。「谷戸再生プロジェクト」として、市内の建築士ら7人が借り上げて改修したもの。
同事務局の比護友一さんは「地域交流スペースとして、若い人たちも交えて活用を進めたい。人口減少が続く横須賀の空き家対策のアプローチにつながれば」と話す。同会場では、落語家を招いた「山の上寄席」、県立保健福祉大生らとコラボした食事会なども開催している。
ライブは、第1部=10時30分~(若干空きあり)、第2部=14時~(満席)。投げ銭ライブで各回定員50人。申込は事務局(080-3519-1629、9時~17時)まで。