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特撮番組の草分け「ウルトラマン創世紀展」 横須賀美術館

横須賀美術館で「ウルトラマン創世紀」展 ©円谷プロダクション

横須賀美術館で「ウルトラマン創世紀」展 ©円谷プロダクション

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 横須賀美術館(横須賀市鴨居4)で6月27日より、国産特撮テレビ作品の草分けで現在も人気を集める「ウルトラマン」シリーズの特別展示「ウルトラマン創世紀展~ウルトラQ誕生からウルトラマン80へ」が開催される。円谷プロダクションが協力。

ウルトラセブンの撮影風景

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 同展では、実際に撮影に使われた小道具などの資料を通じて、若い制作者たちの情熱や昭和の子ども文化も紹介する。「ウルトラ伝説の始まり」「光の国を創った人々」「ウルトラ兄弟の誕生」「ぼくらのヒーロー ウルトラマン」の4部構成。

 ウルトラマンの誕生は1966(昭和41)年。「特撮の神様」と呼ばれた円谷英二さんのもとに、若い脚本家・監督・特撮スタッフ・芸術家が集った。半世紀を経た今も、その映像は多くの人たちの心を捉え続けている。

 娯楽の中心が映画からテレビへと移り、テレビ黄金期を迎えた戦後文化。ウルトラマンの制作現場では、熱き思いとともにさまざまな挑戦が繰り広げられた。子どもを対象とした雑誌や玩具などの産業も盛んになり、商業デザインにも影響を与えた。

 原点となった「ウルトラQ」誕生(1966年)から「ウルトラマン80」(1980年)まで、シリーズ8作品を取り上げる。「その人気の秘密を送り手である制作側の情熱と、受け手である子どもを取り巻く文化の両面から探ります」(同美術館)。

 7月4日には、美術監督・池谷仙克さんによる講演会「特撮ってなんだろう?」(14時~)。8月27日・28日に野外上映会(19時~20時)も予定。

 8月30日まで。開館時間は10時~18時。観覧料は一般1000円、中学生以下無料。

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