海上自衛隊最大のヘリ搭載護衛艦「いずも」(1万9,500トン)が4月11日、横須賀基地で一般公開され、約9.000人が訪れた。
見学希望の応募総数は4万人を超え、抽選で9000人を招待。参加者は巨大な格納庫に入り、航空機用エレベーターにも体験試乗。空母型の広大な飛行甲板なども熱心に見学した。
いずもの全長は248メートル。先代ひゅうが型より51メートル長い飛行甲板を持つ。対潜哨戒ヘリコプター・輸送へリなど9機を同時に運用。乗員470人。第1護衛隊群に所属するフラッグシップだ。
ガスタービンエンジン5基を搭載し、出力は11万2,000馬力。速力は30ノット(時速約55キロ)。ヘリポート5基を備えるなど、航空機運用能力が向上した。最新の情報関連機器を持ち、指揮統制能力を強化。離島防衛や災害派遣、ソマリア沖の海賊対策など多用途な役割が期待されている。