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浦賀・造船所跡地で「咸臨丸フェスティバル」-産業遺産を活用

日本人初の太平洋横断を成し遂げた「咸臨丸」(鈴藤勇次郎原画 ・横浜開港資料館)

日本人初の太平洋横断を成し遂げた「咸臨丸」(鈴藤勇次郎原画 ・横浜開港資料館)

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 幕末に浦賀港を出航して太平洋横断を成し遂げた「咸臨丸」を記念した「咸臨丸フェスティバル」が4月27日、旧住友重機・浦賀ドック跡地(横須賀市浦賀)開催される。今年で15回目。

クレーンもある機関工場内で音楽コンサートも

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 産業遺産のレンガドックを活用したさまざまなイベントを開催。野外イベントでは、桶に水を入れて天秤棒で担いで運ぶ市民参加レース「水恋乞いレース」、国際交流水風船競技大会のほか、浦賀史跡ツアー、浦賀港一周スタンプラリー、海上保安庁巡視船体験航海、セーリングヨット体験クルーズなども行う。

 特設ギャラリー「ONE DAY MUSIUM」で造船史料などを展示。クレーンがある巨大な機関工場内で音楽コンサート、ボランティアガイドが案内する産業遺産見学会紹介ツアーなども。

 1859(安政6)年、浦賀に日本初のレンガ積みドライドックが完成。米国へ向かう咸臨丸の整備が行われた。咸臨丸は翌年1月に浦賀港を出港し、日本人初の太平洋横断に成功。勝海舟、福沢諭吉、ジョン万次郎らが乗り組んだとされる。

 開催時間は10時~16時。入場無料。問い合わせは同実行委員会(TEL 046-841-4155)まで。詳細は同フェスサイトで確認できる。

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