山口百恵さんのヒット曲「横須賀ストーリー」、映画「蘇える金狼」など横須賀を舞台にした音楽・映画・小説・コミックなど39作品を紹介した観光マップ「Yokosuka Culture Guide~ポップ・カルチャーを愛する人のための横須賀ガイド」が話題を呼んでいる。
作品の舞台を歩く「コンテンツツーリズム」を提唱する同マップ。横須賀美術館で開催中の1970年代ポップカルチャー展「70's バイブレーション」に合わせ、2月下旬に横須賀市が4万部発行したが、すぐに品切れとなり2万部を増刷。市内観光施設・鉄道各駅などで配布している。
同マップでは、「横須賀ストーリー」の歌詞「これっきり これっきりもう これっきりですか…」と歌われた通称「これっきり坂」(横須賀中央)なども掲載。松任谷由実さんの「リフレインが叫んでる」(立石海岸)、クレイジーケンバンド「タイガー&ドラゴン」、ダウンタウン・ブギウギ・バンド「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」、渡辺真知子さん「かもめが翔んだ日」、AKB48「横須賀カーブ」なども。
松田優作さんが主演した映画「蘇える金狼」(1979年公開)に登場するどぶ板通りや猿島、北野武監督「HANA-BI」(1998年)の坂道シーン(野比海岸)、人気コミックの実写映画「BECK」(2010年)、ケータイ小説の映画版「恋空」(2007年)、「ヨコハマ買い出し紀行」「スカイガールズ」などアニメ・コミックの話題作も取り上げる。
矢作俊彦さんのハードボイルド小説「リンゴオ・キッドの休日」「ロング・グッドバイ」、山田詠美さんのデビュー作「ベッドタイムアイズ」(米軍基地)、山口瞳さんの「血族」(上町)など名作の舞台もマップ化した。
同マップを監修したコンテンツツーリズム学会会長の増淵敏之さん(法政大学大学院教授)は、「コンテンツ作品は地域の文化資源。作品舞台のご当地巡り、という通常とはひと味違った視点で横須賀観光を楽しんでもらえたら」という。マップと連動したウェブサイトも開設予定だ。