![「カレーを食べて元気に!」と武山小学校の児童たち](https://images.keizai.biz/yokosuka_keizai/headline/1330080614_photo.jpg)
横須賀市内の小学校・全49校で2月24日、金曜日の学校給食にカレーを出す「全校一斉カレーの日」が初めて実施され、約2万3,400食のカレーが提供された。「金曜日はカレーの日」をPRしてまちおこしを目指す「カレーの街よこすか」推進委員会と同事業者部会が呼び掛けたもの。
当日は武山小学校(同市太田和3)で、6年生を対象にした総合学習にカレー専門家を講師に招き、カレーの歴史や横須賀との繋がりを説明する授業も行われた。同市のゆるキャラ「スカレー」も応援に駆け付けて、子どもたちと交流した。
同市は平成11年に「カレーの街」を宣言。カレーによるまちおこしをスタートし観光振興・地域経済活性化を図り、全国的にも知られるようになった。
明治期に、旧海軍横須賀鎮守府が栄養バランスのよい食事としてカレーライスを採用。明治41(1908)年発行の「海軍割烹術参考書」にレシピが掲載され、その後カレーが一般家庭にも普及したことに由来し、「横須賀はカレーの発信地」と位置付けたもの。
戦後の海上自衛隊でも、遠洋航海中に曜日感覚を失わないため毎週金曜の昼食にカレーを提供していることにちなみ、同市では「金曜日はカレーの日」とPRする。海自基地のある京都府舞鶴市でも昨年12月、「金曜日はカレーの日プロジェクト」が発足している。
同事業者部会は「カレーを提供する市内協力店では、金曜に各種サービスや割引なども実施。『金曜日はカレーの日』を市内外にアピールして広めていきたい」としている。