「坂の上の雲」で集客パートナー協定-横須賀と松山が連携プレー

NHKドラマ「坂の上の雲」の舞台となる横須賀の記念艦「三笠」

NHKドラマ「坂の上の雲」の舞台となる横須賀の記念艦「三笠」

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 横須賀市は愛媛県松山市との間で4月23日、NKHドラマ「坂の上の雲」を縁として「集客パートナー都市協定」を締結する。同日、蒲谷亮一・横須賀市長が松山市を訪問する。

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 司馬遼太郎の歴史小説「坂の上の雲」を原作に、今年11月からNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」が3年間にわたって13回放送される。これを機にドラマの舞台となる両市が連携して、「集客」をテーマに期間限定の都市協定を結ぶことになったもの。

 連携プロジェクトでは、「坂の上の雲」関連の集客プロモーションを両市が共同で実施する。観光ポスターや広報紙・ホームページに情報を掲載するほか、旅行キャンペーンなどで両市への訪問を促すという。第1弾として5月に開催される「よこすかカレーフェスティバル」に松山の特産「手造りじゃこ天」を出品。11月には松山のイベントに「よこすか海軍カレー」を出品し相互にPRする。

 「坂の上の雲」は1968年から4年間にわたって新聞連載された司馬遼太郎の代表作。秋山好古・真之の兄弟と正岡子規の3人を主人公に、明治の日清・日露戦争を通して近代国家へ踏み出す青春群像を描いた作品。

 昨年3月から横須賀の記念艦「三笠」を舞台にドラマ撮影が行われ、主演俳優の本木雅弘さんが「海軍将校・秋山真之」、渡哲也さんが「連合艦隊司令長官・東郷平八郎」を演じた。出演者はほかに阿部寛さん、香川照之さん、伊東四朗さん、竹下景子さん、松たか子さん、菅野美穂さんら。

 横須賀市では、ドラマ放映と2011年の「三笠」復興50周年を合わせて「みかさルネッサンス事業」として2千万円を予算計上し、企画展や関連グッズを開発・販売する予定。同市観光課の佐藤俊明さんは「テレビドラマをきっかけにした都市協定は本市では初めてのこと。連携プロジェクトで横須賀を全国にアピールできれば」と期待を寄せる。

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