京急油壺マリンパーク(三浦市三崎町小網代)で現在、チェコ共和国のプラハ動物園から希少種「コツメカワウソ」の若いオス1頭が入館し、お嫁さん候補とともに愛らしいカワウソ・カップルが誕生し、訪れる人たちを楽しませている。
同カワウソは、指に小さなつめがあることから「コツメカワウソ」と呼ばれる。ワシントン条約では、生息地の減少などにより移動が制限されている希少種。昨年8月に誕生したオスを、特別な許可を得て繁殖を目的に輸入されたもの。
若いオスは7月22日に入館し、1歳年上のメスで愛称「大麦」と同じ飼育室に展示している。好奇心旺盛で何にでも興味を示すという。
同パーク担当者は「体は大麦よりひと回り小さいが、負けることなくじゃれ合いながら元気に遊んでいる。お互いの相性も良く仲むつまじい姿が観察できる」とし、「今後、大麦との間にかわいい赤ちゃんが誕生することを期待し、繁殖飼育を試みる」という。
同パークでは、オスのコツメカワウソの愛称を一般募集している。園内に設置した応募箱から応募できる。募集は8月17日まで。
営業時間は9時~17時。お盆期間中の13日~16日は8時~18時。入園料は、大人1,700円、中学生1,300円、小学生850円。問い合わせは同パーク(TEL 046-880-0152)まで。