東北の被災地支援活動を行っている横須賀のボランティアチーム「MOEA 心 YOKOSUKA」は6月上旬より、被災地支援のチャリティーTシャツの販売を始めている。
宮城県石巻市で支援活動を行った「MOEA 心 YOKOSUKA」のメンバー
同Tシャツの販売は、長期的な支援活動を目的に制作費を除いた金額を支援物資購入などの活動資金に当てるという。色は白のみで背中に「一丸 心 JAPAN」の文字が入る。1枚3,500円(ステッカー付き)。サイズは、XS・S・M・L・X・XXLの6種類。
同チームは、横須賀・米が浜通りの飲食店オーナーや常連客、ミュージシャン、アーティストら20代~40代のメンバーが集まって結成したもの。震災直後の3月20日より、東北のボランティアグループや行政と連携し、トラック数台に救援物資を積み込み、物資輸送・炊き出しなどの活動をスタート。賛同者は現在100人以上に広がり、ほぼ週末毎に毎回20人~30人のメンバーが現地入りし、宮城県・岩手県の被災地へ3カ月間にわたって支援活動を続けている。
チーム名の「MOEA(モエア)」は、ハワイ語で「気持ちをひとつにする」という意味。ホームページも立ち上げ、現地の様子を紹介するビデオ・写真などを掲載し、継続的な支援を呼び掛けている。
6月11日・12日には、宮城県南三陸町と岩手県大鎚町で炊き出しを行い、総勢40人が参加。26日には宮城県石巻市の復興イベント「渡波元気祭り」に参加し、みこしなどを運ぶほか出店などでイベント支援する予定。
同代表の小瀬村明さんは「現地に入るとさまざまな問題にぶつかることも。物資がある所と足りない所の格差も広がっている。現地のニーズは時とともに変わる」といい、「今後は復興イベントなども手伝っていきたい」と話す。
Tシャツの販売は、米が浜通りのTida・カシム・小瀬村商店などで扱うほか、ネットでも販売。問い合わせは同チーム(TEL 080-3314-5333、Eメール:moea.shin.yokosuka@gmail.com)まで。詳細は同サイトで確認できる。