京急電鉄は3月14日昼過ぎ、「同日15時30分頃をもって京急全線で運転を見合わせることを決定した」と発表した。
京急久里浜駅ではシャッターが降ろされ、「全線運休」の張り紙も
京急は早朝より電車運行を開始し、東京電力の計画停電に伴って本線・久里浜線の一部で日中運休を実施していたが、「夕方ラッシュ時における輸送能力を大幅に超えることが予想されるため、乗客の安全性を最優先」(同社)するため、全線で終日運休する。
京急久里浜駅では13時過ぎに、駅入口に降ろされたシャッターに駅員が張り紙を掲示し、利用者への説明など対応に追われた。京急バス各線は運行しているが、ガソリンを買い求める車や送り迎えの車などで主要道路では交通渋滞が始まっており、ダイヤが大幅に乱れているという。JR横須賀線も全線運休。
同社では「早期の帰宅を」と呼び掛けているが、横須賀市在住者には東京・横浜へ通勤する人も多く、「帰宅難民」の発生も予想される。3月15日以降の運転については未定。