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横須賀の水槽アーティスト、カフェで個展-エコ金魚鉢など約20点展示

イラストレーターの菊池香里さんとコラボして、水槽にカラフルで立体的な絵を描いた「水そー屋さん」の作品。

イラストレーターの菊池香里さんとコラボして、水槽にカラフルで立体的な絵を描いた「水そー屋さん」の作品。

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 横須賀・上町のカフェ「スローガンズ」(横須賀市上町2、TEL 046-876-5311)で9月27日より、水槽アーティスト「水そー屋さん」の個展が開かれている。エコ金魚鉢など、カラフルな水槽を使ったアート作品約20点を展示。

七夕の短冊をイメージして、観葉植物を金魚鉢で飾った作品も

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 同展のテーマは「祈り」。イラストレーターや画家とコラボして水槽に立体的な絵を描いた作品のほか、金魚・熱帯魚や爬虫(はちゅう)類など生き物を育てる水槽を「小宇宙」として表現した独特の作品が見る人を楽しませている。

 横須賀在住のアーティスト・水そー屋の丸本圭一郎さんは、1978(昭和53)年生まれの32歳。子どものころから熱帯魚を飼っているという丸本さんは、「オリジナルの水槽作品を横須賀のカフェバーなどに置かせてもらったところ好評で、本格的に作品を作り始めた」という。

 丸本さんが考案した「エコ金魚鉢」は、鉢の中にバクテリアを含んだ溶岩石や貝・水草を入れることで水が浄化でき、空気ポンプ不要で水を継ぎ足すだけで金魚などを育てることができるというもの。「初心者でも気軽に楽しめる工夫をした。身近に生き物を育てることで、自然環境の大切さを感じてもらえたら」と丸本さん。

 2006年に、物事の始まりを表現した「門」を発表。その後、葉山芸術祭で森戸海岸を題材にした「虹で繋がる森と海岸」、環境問題を訴える「Sea Glass」、愛をテーマにした「ラブレター」の作品などを制作して話題を呼んだ。

 丸本さんは「誰でも将来に不安を持つが、何とか幸せになりたいという『祈り』をテーマに生き物を育てる水槽アートで表現した。見てくれる人にいい影響を与える作品を作り続けていけたら」と話す。

 開催時間は14時~深夜。10月9日まで(日曜休み)。10月1日・2日には、タロットリーダーの七音(ななね)さんをゲストに招き、タロット占いコーナーも設ける。

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