「よこすか海軍カレー」の言い間違いから始まった「すこやか軍艦カレー」が商品化され、8月1日に横須賀中央のアメリカンフード店「YOKOSUKA SHELL（ヨコスカシェル）」（横須賀市本町1、TEL 046-876-5467）で販売される。「ゆず」のラジオ番組と横須賀市のコラボレーション企画。価格は1,000円。

軍艦カレーを試食する「ゆず」の2人とYOKOSUKA SHELLのスタッフ

　同カレーは、ニッポン放送の深夜番組「ゆずのオールナイトニッポンGOLD」（毎週火曜、22時～）で、5月からスタートした「カレープロジェクト2010」で商品化を目指していたもの。

　きっかけは番組リスナーから寄せられた1通のメール。「うちの母親は『よこすか海軍カレー』のことを何度言っても『すこやか軍艦カレー』と呼んでしまう」という投書が番組で紹介され、ゆずの2人とリスナーの間でカレー談義が盛り上がった。番組内でカレーを作ってくれる企業を募集し、海軍カレー発祥の地・横須賀市が同企画に全面協力。同市のカレー事業者会に所属するYOKOSUKA SHELLで軍艦カレーの試作を繰り返し、7月中旬にゆずが試食して完成した。

　「すこやか軍艦カレー 」は5つこだわりを持つカレー。「よこすか海軍カレー」のルーに炒めたタマネギと細かくしたニンジン・ジャガイモなどの野菜をたっぷりと使う。肉は鶏肉を使用。ご飯は雑穀米を使ってヘルシーに。三浦半島の安心野菜をトッピングし、夏のメインはＪＡよこすか葉山のブランド「こだわりかぼちゃ」。ご飯の上には「ゆずオリジナルフラッグ」を付けるというもの。同カレー事業者会が、海軍カレーに続く横須賀の「新名物」として認定した。

　ゆずは「皆さんの支援によって軍艦カレーを完成させることができた。夏の思い出に、横須賀に来てカレーを食べてほしい」とコメントを寄せている。同番組では、軍艦カレー発売を記念して、カレーにまつわるエピソード「マイ・カレー・ストーリー」などを募集中。詳細は同番組サイトで確認できる。

　当日は、同店で12時から販売する。8月1日～6日に開催する「よこすか開国祭」まちなかイベント会場（市役所前公園）でも、ハーフサイズ（500円）を販売予定（1日＝12時～、2日～6日＝16時～20時）。1日各100食限定。