海・空・港に関する最先端の研究施設「国土技術政策総合研究所」「港湾空港技術研究所」(横須賀市長瀬3)は7月31日、同施設を一般公開し、世界トップレベルの実験内容などを公開する。
当日は、津波の破壊力を調べるために作られた施設で、高さ2.5メートルの津波を人工的に起こすことができる世界最大級の実験施設「大規模波動地盤総合水路」、干潟の自然環境を再現した「干潟実験施設」のほか、さまざまな実験施設を見学できる。阪神淡路地震クラスの大地震を体験できるコーナー、海辺の生き物とふれ合う体験学習コーナーなども。
横須賀の海に面した両研究所は、港湾や空港などを総合的に研究・調査する施設。現場条件に合わせて設計する技術、環境に配慮した効率的な工事技術、古くなった施設の修理技術、維持管理技術などを開発している。
最近では、大規模な災害による被害を小さくするため、津波・高潮・高波、地盤の液状化に関する研究、海辺の環境を改善するための干潟の研究なども活発に行われている。
開催時間は10時~16時(受付は15時まで)。入場無料。問い合わせは、国土技術政策総合研究所(TEL 046-844-5019)、港湾空港技術研究所(TEL 046-844-5040)まで。