横須賀中央の本町・大滝地区の5商店会が環境に配慮した省エネタイプの「LED照明」を採用し、10月5日までにどぶ板通りから中央大通りまでの商店街街路灯にLEDランプ465個を設置した。横須賀市内の商店街では初めて。
同地区の本町商店会・横須賀仲和会・笑和会・大滝商店街振興組合・大滝町親和会による共同取り組みで、大滝親和会では来年3月までに街路灯8基(ランプ32個)を柱ごと建て替える予定。
従来の街路灯には消費電力250ワットまたは160ワットの水銀灯が使われていたが、消費電力9ワットのLEDランプを2個セットで使用することで同程度の明るさが得られることから、LEDへの交換を決めた。LED採用により、従来の水銀灯に比べると電気料金が約8分の1に軽減され、ランプの寿命は1万2,000時間から2万時間へと1.7倍に伸び、省エネ効果が期待できるという。今年4月に本社を横須賀に移転した東芝ライテック(横須賀市船越町)製のLEDランプを採用した。
新型ランプ枠の設置を含めた交換費用866万円のうち、同市の商店街街路灯省エネ電球交換補助金766万円を活用した。本町商店会の越川昌光会長は「環境にやさしい商店街をめざしている。市内商店街の先駈けとして実験的な意味合いもあり、省エネ照明普及のきっかけになれば」と話す。