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新聞記者・イラストレーターの草山歩さんが個展 「三浦半島の思い出」描く

地元の人たちから「三浦半島の思い出」を集めて、イラストを描く草山歩さん

地元の人たちから「三浦半島の思い出」を集めて、イラストを描く草山歩さん

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 新聞記者・イラストレーターとして活動する草山歩さんの個展「5分だけでもいい」が現在、ヨコスカアートセンター(横須賀市上町2)で開催されている。三浦半島を歩き回って地元の人たちが語るさまざまな「思い出」を集め、絵と文章で表現した原画・彩色イラストなど約60点を展示する。

「たたら浜の初代ゴジラ」の思い出を描いた草山さんの作品

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 「5分だけでもいい、あなたの話を聞かせて」という草山さん。来場者に地元の思い出を語ってもらい、イラストを描いて展示する「参加型パフォーマンス」も行う。会場には「たたら浜の初代ゴジラ」「地元のタネ屋さんから見た三浦大根」「初デートの思い出」などのイラスト原画を飾る。

 3月15日には、三浦市の漁師・鈴木尊士さんを会場に招き、「公開取材」を行った。集まった参加者と「漁師になるまでの思い出」を共有し、その様子をユーチューブで生配信した。

 草山さんは大学在学中からイラストレーターとして活動。卒業後は神奈川新聞社に記者職で就職。休日はイラスト制作に励むという「ニ足のわらじ」で活動を続ける。「三浦半島は特に思い入れが強いエリア。地域の人たちが語る、三浦半島の記録を聞き取り、アートという形で残したいと思った」という。「まだまだ知らない地元の魅力があるんだ」と感じてもらうことを目指している。

 昨年、「ヨコスカアートアワード2024」を受賞し、今年3月に初の個展を開いた。「その人にしか語れない体験は宝物。独自のドラマがあるモノやコトを語ってもらうよう心がけている。消えてしまうかもしれない記憶を、記録として残したい」と草山さんはほほ笑む

 開館時間は10時30分~18時30分(月曜・木曜休廊)。入館無料。3月23日まで。

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