1リットルのガソリンでどこまで走れるかを競う「かながわエコカー競技大会」が8月29日、日産自動車追浜工場・テストコース「GRANDRIVE」(横須賀市夏島町1)で開催される。今年で4回目。当日は15チーム・21台が出場を予定する。
同大会は自作の1人乗りフレームに50ccエンジンを載せ、1リットルのガソリンで走れる距離を競い合うもの。環境に配慮した省エネ技術の研究成果を検証するとともに、技術向上を目的としている。参加資格は神奈川県内に拠点を持つ団体で、1団体が2台まで参加できる。「神奈川県知事賞」(1位)、「神奈川県教育委員会教育長賞」(2位)、「横須賀市長賞」(3位)を贈る。
参加車両は3分おきにゼッケン順にスタート。特設コースを平均時速25キロ以上で10周(約16キロ)走行する。ゴール後に燃料計測をして、燃費で順位を決定する。昨年の優勝チームは「Team nizmo」(日産自動車座間事業所)で、1リットルのガソリンで914.28 キロ走行可能。2位は「藤沢工科2008」(藤沢工科高校)で789.60キロだった。
同大会事務局の長田博文さんは「今年は中学生チームから専門学校や大学、社会人チームまで世代を超えた多彩なチームが参加する」と話す。「エコカーは時々エンジン音を響かせ加速しながら惰性走行を繰り返す運転で、競技自体は静かに行われる」とも。
開催時間は12時~16時。入場無料。当日は京急・追浜駅近くの消防署前からシャトルバスを運行する。