戦後ジャズのメッカだった「EMクラブ」(米海軍下士官兵集会所)の音楽風景を再現しようと9月3日・4日、横須賀・本町ドブ板通りから中央エリアを舞台に「ヨコスカトモダチJAZZ 2016」が初開催される。「ジャズで街を元気に」と市民有志らが呼び掛け、同実行委員会(ヨコスカジャズ協会・ドブ板通り商店街振興組合)、横須賀芸術文化財団が共催。
当日は、ヨコスカベイサイドポケット、元映画館・ヤンガーザンイエスタディをメイン会場に、外国人も多いドブ板通りのアメリカンバーやカフェなど10会場。ザタワー・リドレ前、横須賀モアーズシティ前などストリート会場でもジャズ演奏を展開する。
若手からベテランまで多彩なミュージシャンが横須賀に勢ぞろい。EMクラブの舞台に立ったこともあるペギ―葉山さん、旧海軍軍楽隊出身で最高齢のグレートジャズメン・尾田悟さん。日本を代表するテナーサックス奏者・中村誠一さん、いま話題の若手実力派女子が集まる福井ともみ&ヤングレディースなど。
地元勢では、世界で活躍するピアニストでサーファーの塚原小太郎さん。海を感じさせるギター演奏を披露する杉本篤彦さん、女性トランぺッターの岩嵜香織さんらが出演。
汐入~三笠通り~横須賀中央駅まで、陽気なジャズ演奏のパレードも。デキシーランドジャズのトップグループ・有馬靖彦とデキシージャイブが街角を練り歩く。
同実行委員会の長坂利広さんは「ジャズで街のにぎわいと人の交流も促したいとの願いからトモダチJAZZの企画が生まれた。たくさんの応援をいただき、1年以上の準備期間を経てやっと開催にこぎつけた。皆さんと一緒に横須賀を盛り上げていけたら」と話している。
開催は12時~20時30分。ホール・ライブハウスを自由に出入りできる「JAZZパスポート」(2日間有効・ドリンククーポン付き)を販売中。前売り5,000円、当日6,000円。横須賀劇術劇場(電話予約 046-823-9999)、ヤンガーザンイエスタディ、e+(イープラス)でも購入できる。ストリート会場は無料。
同実行委員会では、運営をサポートするボランティアスタッフも募集している。イベントの問い合わせは事務局(TEL 080-4473-0555)まで。