横須賀沖の無人島・猿島周辺で養殖する早取りわかめが1月10日に解禁され、同わかめの新ブランド「さるひめ」試食会が市内飲食店で開催される。
猿島産わかめは地元わかめ職人がていねいに育て上げ、名産品として出荷。11月中旬に種付けが行われ、早取れわかめは1月中旬~2月中旬に収穫されたもの。猿島海域は潮の流れも速く、豊富な栄養素を含むという。
横須賀東部漁協の若手グループと市内飲食店オーナーらが2012年2月、「猿島海畑研究会」を発足させ、わかめ養殖棚の共同運営を始めた。猿島産わかめは固有種で、葉脈から先端の切れ目まで幅広で柔らかく、旨みとシャキシャキした食感が特徴。
同メンバーの大湊雄治さんは「早取れわかめは長さ30センチ位に成長したもの。茎(くき)まで柔らかく、しゃぶしゃぶで食べると鮮やかな色や香りを楽しめる」といい、「いまが旬の猿島わかめの若葉を皆さんに味わってもらえたら」と話す。
試食会は、1月12日(17時~)「うれしたのし屋」(横須賀市追浜町3-38、TEL 046-865-6641)、1月19日(17時~)「カギロイ」(汐入2-38、TEL 090-8004-7072)で開かれる。参加無料。申し込みは各店舗へ。
取り扱い店舗は横須賀中央・追浜・横浜南部など約20店舗に増える見込み。飲食店などの問い合わせは大湊さん( TEL 080-1103-7472)へ。同研究会フェイスブックページでも最新情報を更新している。