「ミス慶応」コンテストのフィナーレイベントが11月24日、慶応大学三田キャンパス（東京都港区）で開催され、横須賀市出身の宇内梨沙さん（文学部3年・22歳）がグランプリに輝いた。

ブログで地元・横須賀のグルメ店を紹介する宇内梨沙さん

　同コンテストはウェブ投票で行われ、三田祭の最終日に結果が発表された。フィナーレでは、ウエディングドレス姿のミス候補6人が登場。家族への感謝の手紙やコンテストの思い出などを披露した。

　グランプリを受賞した宇内さんは「感動しました。イベントが始まる前は緊張しましたが、ステージに上がると家族や友人の顔も見え、安心してコンテストを楽しむことができました」と喜びを語る。

　ミス慶応コンテストは女子アナウンサーの登竜門として知られ、今年で29回目。テレビ朝日・竹内由恵さんや元TBS・青木裕子さんなども同ミスコン出身。宇内さんは大学で美術史や演劇を専攻。サークルは放送研究会に所属し、BS朝日で学生キャスターも務めている。週末に母親と一緒に地元レストラン巡りをするのが趣味だという。

　今年6月にファイナル候補に選ばれ、イベント出演などの活動を続けてきた。宇内さんはミスコン期間中、個人ブログで「私が愛する街・横須賀」と題した企画を連載。海軍カレー・ネイビーバーガーなど地元グルメも紹介。「ミス慶応候補としてブログで横須賀の魅力を伝えたら、ほんの少しくらいはイメージアップに繋がるかな？と思い今回のブログを考えつきました」と熱いジモト愛を語る。

　「生まれてから今まで、ずっと横須賀で育ちました。高校卒業まではほとんど市から出たことがなかったんです。それくらい横須賀という街にどっぷり染まっています（笑）」という宇内さん。「今でも（往復）4時間かけて大学に通うのは横須賀への愛があるからなんです。私をずっと育んでくれた横須賀という街にいつか恩返しがしたい」とも。

　子どもの頃は人見知りな性格で、「知らない男の子とかは本当に喋れないくらい苦手」だったそうだ。中学で生徒会に入り、人前で話す機会が多くなり人見知りも解消したようだ。大楠中学、県立横須賀高校出身。

　今月23日には、同じ中学出身の中山柚希さん（21歳）もミス青山学院大学コンテスト・準グランプリに選ばれるなど、先輩・後輩2人のミスコン制覇が地元でも話題になっている。

　宇内さんは「ミスコンの反響の大きさに驚いています。賞に慢心ぜず、これからも自分らしさを表現して内面外面ともに自分磨きをしていきたい」と話している。