三浦半島最南端の城ヶ島公園(三浦市三崎町)で2月10日、アウトドア・アクティビーティーを体験しながら防災スキルを学ぶ野外イベント「STEP CAMP~外あそびのススメ」が開催される。城ヶ島・三崎わくわくフェスタの一環。
当日はアウトドアのプロフェッショナルが講師となり、災害時に有用なアウトドア・プログラムを用意する。ピクニック広場では、アウトドア遊園地「フィールドZOO」を展開し、スラックライン(綱渡り)、ハンモック、デンマーク製大型Tipiテント、フライングディスク、スポーツカイトなどを行う。うみのね広場ではテント組み立て体験「テントビレッジ」も。
衣食住をテーマに防災ワークショップを行い、間伐材のペレット作り、たき火カフェ、ジップ袋でご飯炊き体験、ドライフードの保存食レストラン、防寒グッズなどを紹介。展望台でバードウオッチング、夕方には天体望遠鏡を使って星座観察会も開く。
主催者メンバーの寒川一さんは「半島の先端にある城ヶ島は昔から天然の防波堤として、津波から港や町を守る防災の島の役割もあった」という。
寒川さんは「東日本大震災から約2年を経て大きな災害がいつどこで起こるかわからない現実に、自分たちのアウトドアスキルを役立てたいとの思いから仲間たちとSTEP CAMPを立ち上げた」と話す。「アウトドアの道具に親しみながら楽しく備えていけたら」とも。
開催時間は10時~18時。入場無料。詳細はフェイスブックページで確認できる。3月16日には観音崎自然公園(横須賀市)でも「STEP CAMP」を開催予定。
同フェスタでは、三崎・みうら映画舎で間伐材ペレット地域生産の可能性を探る「木質ペレットはじめましての会」(まちカルカレッジ・2月9日)、城ケ島・つるや食堂で映画上映会「つるやシアター」(9日・10日)なども同時開催する。