横須賀本港周辺で10月7日、海上自衛隊「観艦式」開催に併せて艦艇一般公開が行われ、夜間には艦船をイルミネーションで飾る「電灯艦飾」も実施され、夜の港が幻想的な明かりで彩られた。
7日~14日まで観艦式関連イベントが行われ、横須賀本港・新港・久里浜港には観艦式に参加する海自艦船20隻以上、オーストラリア海軍フリゲート艦などが集まっている。
各艦では、国際信号旗などをマストいっぱいに飾り立てる「満艦飾」も施された。本港吉倉桟橋では、最新鋭ヘリ搭載護衛艦「いせ」(1万3,950トン)や護衛艦「いなづま」(4,400トン)が公開され、大勢の見物客が訪れてにぎわった。
軍港めぐりを運航するトライアングルは同日夜、特別便「電灯艦飾観覧クルーズ」を実施。集まった約100人の乗船客らは、海に浮かぶ鮮やかな艦船イルミネーションに歓声を上げながら見入っていた。同社は10日・13日にも同クルーズを予定。開催時間は18時45分~。問い合わせは同社(TEL 046-825-7144)。
観艦式は3年に1度開催される海自最大のイベント。内閣総理大臣が観閲する観艦式(14日)のほか、横須賀・横浜・木更津から出航する観艦式予行・体験航海(8日・11日=事前募集)なども行う。観艦式には艦艇48隻、航空機45機が参加し、相模湾で訓練の模様などを公開する。
艦艇公開(10時~16時30分)・電灯艦飾(19時~22時)は、9日・10日・12日・13日にも予定。詳細は海自ホームページで確認できる。