食品リサイクル事業を活用して提携農家が栽培したエコ野菜を扱う「八百屋カフェ・ヤサイクル」(横須賀市根岸町、TEL 046-854-7243)が7月24日にオープンして1カ月、地元主婦らの間で話題を呼んでいる。
同カフェでは、地元農家など約50軒から新鮮野菜を直接仕入れて販売。店内にカフェスペースを設け、野菜スープ、野菜ジュース、サンドイッチなどの調理メニューも提供する。
横須賀軽金が提唱する「ヤサイクル事業」のアンテナショップとして、店舗を新設。同社は建築用金型などの設計・製作会社。2008年より環境事業部を立ち上げ、食品リサイクル事業を展開。2011年10月に環境大臣表彰を受賞している。
ヤサイクル事業では、飲食店・ホテルなどの余った食材を回収し、乾燥処理で堆肥化。堆肥は提携農家に提供され、安全・安心なエコ野菜を栽培。飲食店などに販売するという食品資源のリサイクルを目指したもの。
カフェの提供メニューは、ミックスビーンズのトマトカレー(600円)、大根スープカレー焼き野菜添え(600円)、生野菜ジュース (各450円)、ホウレンソウのアイスクリーム(280円)、ランチサンドイッチセット(ドリンク付き、580円)など。
店長の守口浩但さんは「消費者と対話しながらこだわりエコ野菜を提供していく。環境にやさしい食品リサイクルの仕組みを理解してもらえたら」と話す。
営業時間は9時~20時。店舗面積は約80坪。カフェの席数は40席。